「僕 love you」
Official Interview
lead & review
結成5周年という節目を飾る横浜アリーナ単独公演
「愛問愛答」を控える、ねぐせ。
メンバー4人へインタビューを実施。
横浜アリーナで観客と一緒に歌いたい楽曲として制作された
新曲「僕 love you」は、事前にdemo音源を公開し、
ライヴ当日には本楽曲を歌うファンの声を収録するという
試みによって、ねぐせ。とファンの関係性自体を音楽化した。
本稿では「愛の問いに愛で答える」というテーマのもとに
開催された横浜アリーナ公演”愛問愛答”の裏側にあった
4人の心境の変化を掘り下げながら、
彼らが直面した壁をいかに乗り越えてきたのかを探った。
既存のロックバンドという枠組みや固定観念を
どのように解体し、再構築することで
5周年の向こう側へ踏み出さんとしているのかーー
大きな転換期を迎えた彼らの現在地と、
この先の未来を聞いたインタビューとなっている。
「愛問愛答」を控える、ねぐせ。
メンバー4人へインタビューを実施。
横浜アリーナで観客と一緒に歌いたい楽曲として制作された
新曲「僕 love you」は、事前にdemo音源を公開し、
ライヴ当日には本楽曲を歌うファンの声を収録するという
試みによって、ねぐせ。とファンの関係性自体を音楽化した。
本稿では「愛の問いに愛で答える」というテーマのもとに
開催された横浜アリーナ公演”愛問愛答”の裏側にあった
4人の心境の変化を掘り下げながら、
彼らが直面した壁をいかに乗り越えてきたのかを探った。
既存のロックバンドという枠組みや固定観念を
どのように解体し、再構築することで
5周年の向こう側へ踏み出さんとしているのかーー
大きな転換期を迎えた彼らの現在地と、
この先の未来を聞いたインタビューとなっている。
ーーー
横浜アリーナ公演「愛問愛答」の直前に実施している
インタビューなんですが、その横アリ公演に向けて、
面白いリリース手法の面白い新曲が出ます。
インタビューなんですが、その横アリ公演に向けて、
面白いリリース手法の面白い新曲が出ます。
なおと(Dr)
「そうですね(笑)」
ーーー
まずデモバージョンを公開して、
「“僕 love you”の完成版を横浜アリーナで披露します。
この歌を一緒に歌って欲しいです」というメッセージも発信。
その上で「愛問愛答」に集った方々と共にこの曲を完成させる
という、ねぐせ。とファンの関係性自体をドキュメントに
していく面白い試みですが、
そもそものアイディアはどういうところから出てきたんですか。
「“僕 love you”の完成版を横浜アリーナで披露します。
この歌を一緒に歌って欲しいです」というメッセージも発信。
その上で「愛問愛答」に集った方々と共にこの曲を完成させる
という、ねぐせ。とファンの関係性自体をドキュメントに
していく面白い試みですが、
そもそものアイディアはどういうところから出てきたんですか。
しょうと(Ba)
「ねぐせ。のチーム全体で話し合って」
なおや(Gt)
「俺らも『面白いですね』ってなって」
ーーー
(笑)。「愛問愛答」という公演タイトルの通り、
ねぐせ。がテーマにしてきた「愛」をより一層わかりやすい形
にしてファンとシェアしたい、
みたいな気持ちは4人の中でも強かったわけですよね。
ねぐせ。がテーマにしてきた「愛」をより一層わかりやすい形
にしてファンとシェアしたい、
みたいな気持ちは4人の中でも強かったわけですよね。
りょたち(Vo&Gt)
「僕が“僕 love you”のAメロを弾き語りで
SNSにアップしたのが最初だったんですけど、
そこから徐々に完成していく様をお客さんに
楽しんでもらえたらいいなと思って。
お客さんからすると、いつも聴いているのは
曲の完成形だけじゃないですか。
でも、楽曲のゼロ地点からお客さんと共有して、
完成していく様を一緒に見られたら面白いなと
思ったんですよね。
作っていく過程もお客さんに楽しんでもらって、
その曲の完成形を横浜アリーナで共有できたら
面白いなって。
その上で楽曲を一緒に育てていこうって
いう気持ちがありました」
SNSにアップしたのが最初だったんですけど、
そこから徐々に完成していく様をお客さんに
楽しんでもらえたらいいなと思って。
お客さんからすると、いつも聴いているのは
曲の完成形だけじゃないですか。
でも、楽曲のゼロ地点からお客さんと共有して、
完成していく様を一緒に見られたら面白いなと
思ったんですよね。
作っていく過程もお客さんに楽しんでもらって、
その曲の完成形を横浜アリーナで共有できたら
面白いなって。
その上で楽曲を一緒に育てていこうって
いう気持ちがありました」
ーーー
どうして、ファンの方々と一緒に曲を完成させていきたい
と思ったんですか。
と思ったんですか。
しょうと
「やっぱり、横浜アリーナ公演のタイトルが
大きかったんじゃないですかね?
『愛問愛答』に沿ったことをしたかったというか」
大きかったんじゃないですかね?
『愛問愛答』に沿ったことをしたかったというか」
りょたち
「今までもらってきた多くの愛を横浜アリーナで返そう!
っていうテーマで『愛問愛答』というタイトルをつけたので、
愛を返すにはどんな形がいいかなと考えたら、
お客さんに新しい曲を届けるのがいいなと思ったんです。
その上で愛を返すに相応しい曲が生まれたので、
だったらお客さんと共有しながら完成させていけたらいいな
と思ったんですよね。
徐々に徐々に完成させていって、最後の最後に、
横浜アリーナに来てくれたお客さんの声を入れられたら
いいなと。
歌詞にも<君の音を貸してくれ/それで曲作るから>
というラインがありますけど、横浜アリーナで
その歌詞の伏線を回収するというか。
愛を返したいっていう意味で、
みんなからもらった愛を曲に収めたいと思ってました」
っていうテーマで『愛問愛答』というタイトルをつけたので、
愛を返すにはどんな形がいいかなと考えたら、
お客さんに新しい曲を届けるのがいいなと思ったんです。
その上で愛を返すに相応しい曲が生まれたので、
だったらお客さんと共有しながら完成させていけたらいいな
と思ったんですよね。
徐々に徐々に完成させていって、最後の最後に、
横浜アリーナに来てくれたお客さんの声を入れられたら
いいなと。
歌詞にも<君の音を貸してくれ/それで曲作るから>
というラインがありますけど、横浜アリーナで
その歌詞の伏線を回収するというか。
愛を返したいっていう意味で、
みんなからもらった愛を曲に収めたいと思ってました」
ーーー
“愛の味”も“青春バイブレーション”もそうでしたが、
「愛問愛答」に向かうまでにリリースされてきた楽曲は、
ねぐせ。のファンや周囲の仲間への愛が背骨になっていたように
思うんです。恋愛に限らない、もっと大きな意味での愛が
メッセージになっていた。
そもそもの話ですけど、「愛問愛答」と“僕 love you”に
至るまで、ねぐせ。はどんなモードで走ってきたと
自覚されていますか。
「愛問愛答」に向かうまでにリリースされてきた楽曲は、
ねぐせ。のファンや周囲の仲間への愛が背骨になっていたように
思うんです。恋愛に限らない、もっと大きな意味での愛が
メッセージになっていた。
そもそもの話ですけど、「愛問愛答」と“僕 love you”に
至るまで、ねぐせ。はどんなモードで走ってきたと
自覚されていますか。
りょたち
「そうだな……
このタームはエモーショナルな感じだったと思います。
横浜アリーナ公演をエモーショナルなものとして
捉えていたから、エモーショナルな曲が
出てきてたんじゃないですかね」
このタームはエモーショナルな感じだったと思います。
横浜アリーナ公演をエモーショナルなものとして
捉えていたから、エモーショナルな曲が
出てきてたんじゃないですかね」
なおと
「逆も然りだよね。横浜アリーナに向かう中でリリースした
作品がエモーショナルだから、横浜アリーナも
エモーショナルな存在になってきたというか」
作品がエモーショナルだから、横浜アリーナも
エモーショナルな存在になってきたというか」
なおや
「でもまあ、横浜アリーナっていう大きな目標に向けた曲を
作ろうというより、りょたちが『こういう曲を作りたい』って
思うものを形にし続けて、それが一貫して
横浜アリーナに繋がってきただけのような気も
するんですけどね。りょたちの曲作りの姿勢は一貫していて、
それが結果的に横浜アリーナに向けたエモーショナルな
ものになっただけというか」
作ろうというより、りょたちが『こういう曲を作りたい』って
思うものを形にし続けて、それが一貫して
横浜アリーナに繋がってきただけのような気も
するんですけどね。りょたちの曲作りの姿勢は一貫していて、
それが結果的に横浜アリーナに向けたエモーショナルな
ものになっただけというか」
ーーー
相変わらず、リリースごとに曲調もジャンル感も様々ですもんね。
その時の楽曲にとってのベストな形を目指し、
その結果としてどんどんカラフルになっていくというか。
理由が先にあって曲を作るというより、その時々に作りたい曲を
作り切る姿勢は昔も今も一貫しているということですよね。
その時の楽曲にとってのベストな形を目指し、
その結果としてどんどんカラフルになっていくというか。
理由が先にあって曲を作るというより、その時々に作りたい曲を
作り切る姿勢は昔も今も一貫しているということですよね。
しょうと
「それこそ、ねぐせ。の変わらない部分なのかなって
いう気はする。ほんと、毎回違うもんね(笑)」
いう気はする。ほんと、毎回違うもんね(笑)」
なおと
「特に最近は、毎作ガラッと変わってるし(笑)」
りょたち
「毎回違うなあって、ここ3年くらいはずっと言ってるかも。
“恋と怪獣”を作って以降は特に」
“恋と怪獣”を作って以降は特に」
ーーー
“恋と怪獣”では同期を導入し、アレンジにしても
ねぐせ。にとってのポップスの形を掴んだ曲でしたよね。
ねぐせ。にとってのポップスの形を掴んだ曲でしたよね。
なおと
「そうそう。“恋と怪獣”はねぐせ。史上でも大きなチャレンジ
でしたし、あそこから曲作りの幅がさらに広がったというか。
“サンデイモーニング”もそうでしたけど」
でしたし、あそこから曲作りの幅がさらに広がったというか。
“サンデイモーニング”もそうでしたけど」
ーーー
で、その方法論を研ぐ形で“織姫とBABY”も生まれていって。
しょうと
「そうですね。だから曲のタイプはどんどん広がっていってるし
今回の“僕 love you”もその延長線上でできた曲
だとは思うんです。
ただ、結成5周年というタイミングもあって、
『もらった愛を返す』というテーマが4人の中に共通していて。
そこから『愛問愛答』という横浜アリーナ公演のタイトルが
決まって、そのタイミングで“僕 love you”ができたので、
偶然であると同時に、『もらった愛を返す』というテーマが
根底にあったからできた曲でもある。そんな気はします」
今回の“僕 love you”もその延長線上でできた曲
だとは思うんです。
ただ、結成5周年というタイミングもあって、
『もらった愛を返す』というテーマが4人の中に共通していて。
そこから『愛問愛答』という横浜アリーナ公演のタイトルが
決まって、そのタイミングで“僕 love you”ができたので、
偶然であると同時に、『もらった愛を返す』というテーマが
根底にあったからできた曲でもある。そんな気はします」
ーーー
先ほど「エモーショナルな曲が多くなってきた」と
おっしゃいましたが、ねぐせ。の5周年という契機だからこそ
「愛を返す」というテーマが明確になり、そこから生まれてきた
エモーションがたくさんあったということなんですか。
おっしゃいましたが、ねぐせ。の5周年という契機だからこそ
「愛を返す」というテーマが明確になり、そこから生まれてきた
エモーションがたくさんあったということなんですか。
なおと
「うん、そこは関係してるでしょうね。
5周年のタイミングで主催フェス(『HOT de GOOD fest. 2026』)
をやれたり、“織姫とBABY”が広く知られたりして。
バンドとして凄く喜ばしい状況だったんですよね。
だけど横浜アリーナの売れ行きは最初の段階でけっこう苦戦して、
どうにか超えたい壁がまた生まれてきて。
多くの人に知ってもらえている状況と、新しい挑戦と。
その両方があったことによって、凄くエモーショナルな
モードが生まれてきたんじゃないかなと思います」
5周年のタイミングで主催フェス(『HOT de GOOD fest. 2026』)
をやれたり、“織姫とBABY”が広く知られたりして。
バンドとして凄く喜ばしい状況だったんですよね。
だけど横浜アリーナの売れ行きは最初の段階でけっこう苦戦して、
どうにか超えたい壁がまた生まれてきて。
多くの人に知ってもらえている状況と、新しい挑戦と。
その両方があったことによって、凄くエモーショナルな
モードが生まれてきたんじゃないかなと思います」
りょたち
「確かに。自分達自身で『絶対に観に来てよ』って
言い続けてたから。それによって『横浜アリーナでやるんだ』
っていうことを自分達でも徐々に実感していく感じがあった。
そもそも横アリでやることを発表したのが
半年以上前だったから、日程が遠過ぎて実感が湧いてない
ところもあったんですよ。
でも『絶対に観に来てくれ』って言ったり
『横アリまであと100日』みたいなことをやったりする中で、
本当に横浜アリーナでやるんだっていう気持ちが生まれてきて。
そういうのがデカいのかな。
横浜アリーナでやるんだ、5年間でいろんな人にもらった
愛を返すライブにするんだっていう感情が、
知らず知らずのうちに曲の中に入っていったというか」
言い続けてたから。それによって『横浜アリーナでやるんだ』
っていうことを自分達でも徐々に実感していく感じがあった。
そもそも横アリでやることを発表したのが
半年以上前だったから、日程が遠過ぎて実感が湧いてない
ところもあったんですよ。
でも『絶対に観に来てくれ』って言ったり
『横アリまであと100日』みたいなことをやったりする中で、
本当に横浜アリーナでやるんだっていう気持ちが生まれてきて。
そういうのがデカいのかな。
横浜アリーナでやるんだ、5年間でいろんな人にもらった
愛を返すライブにするんだっていう感情が、
知らず知らずのうちに曲の中に入っていったというか」
なおと
「武道館でやった時もそうでしたけど、大きなステージに立つ前に
大変なことが絶対にあるバンドなんですよね。
なかなか、思った通りには進まない。
でも、そういう壁があったほうが、さらに本気モードに
なれるんです。そういうのもあるのかな。
直近で言えば、春フェスのステージにフルの状態で立てなかったり。
それこそ横アリのチケットの売れ行きが思い通りにならなかったり。
そういう壁を超えてきた上での感情をどれだけぶつけられるか、
大変なことがあった分どれだけお客さんを楽しませられるか
っていうのが重要なんだと思います」
大変なことが絶対にあるバンドなんですよね。
なかなか、思った通りには進まない。
でも、そういう壁があったほうが、さらに本気モードに
なれるんです。そういうのもあるのかな。
直近で言えば、春フェスのステージにフルの状態で立てなかったり。
それこそ横アリのチケットの売れ行きが思い通りにならなかったり。
そういう壁を超えてきた上での感情をどれだけぶつけられるか、
大変なことがあった分どれだけお客さんを楽しませられるか
っていうのが重要なんだと思います」
ーーー
武道館までは、デビュー当初から吹いた追い風に乗って駆け上がる
タームだったと思うんです。
ねぐせ。の勢いに自分達自身が振り落とされないように
必死だった気がするし、実際、武道館のライブに
密着取材させてもらった時にそういう話も聞いたことを
覚えています。
対して今は、武道館というマイルストーンを踏み、
結成から5年という時間を経たことも含めて、ねぐせ。という
場所をどう確立するのかが問われている時期のような
気がするんですね。
つまり、追い風に乗る以上に、自分達の自力が真っ向から問われる
フェーズに入ってきた。だからこそ「愛を返す」という
テーマが生まれ、お客さんとの絆を再確認するような
“青春バイブレーション”や“僕 love you”といった楽曲に
繋がったんじゃないかなと思ったんですけど。
こう言われてみて、どう思いますか。
タームだったと思うんです。
ねぐせ。の勢いに自分達自身が振り落とされないように
必死だった気がするし、実際、武道館のライブに
密着取材させてもらった時にそういう話も聞いたことを
覚えています。
対して今は、武道館というマイルストーンを踏み、
結成から5年という時間を経たことも含めて、ねぐせ。という
場所をどう確立するのかが問われている時期のような
気がするんですね。
つまり、追い風に乗る以上に、自分達の自力が真っ向から問われる
フェーズに入ってきた。だからこそ「愛を返す」という
テーマが生まれ、お客さんとの絆を再確認するような
“青春バイブレーション”や“僕 love you”といった楽曲に
繋がったんじゃないかなと思ったんですけど。
こう言われてみて、どう思いますか。
なおと
「その通りだと思います。武道館に立った時の俺らがどうだったかを
振り返ると、過去最大の曲数、23曲をやったんです。
だけど横浜アリーナではそれを超える曲数をやるべきだと思うし、
それ以外にも新しい挑戦をしないといけないと思っていて。
武道館の時はここまで挑戦を詰め込めなかったし、
それまでにやってきたライヴをいかにベストの形で見せられるか
どうかを考えるだけで精一杯だったんですよね。
だけど今は、大きいフェスに出させてもらったり、
全国いろんな場所をツアーで回ったりする中で、ねぐせ。の
ライヴとは何なのかがわかってきたというか。ねぐせ。
がお客さんに求められているものも感覚的に理解できるように
なったし、やりたいことと求められるものの中間が見えるように
なってきた。だからこそ、ライヴでどんな演出を入れるのか、
どんな構成にするのかも幅広く考えられるようになってきた
ところなんですよね。本当に言ってもらった通りで、
ねぐせ。がやるべきこと、お客さんに対して歌いたいことが
徐々に明確になってきたのが今なんだと思います」
振り返ると、過去最大の曲数、23曲をやったんです。
だけど横浜アリーナではそれを超える曲数をやるべきだと思うし、
それ以外にも新しい挑戦をしないといけないと思っていて。
武道館の時はここまで挑戦を詰め込めなかったし、
それまでにやってきたライヴをいかにベストの形で見せられるか
どうかを考えるだけで精一杯だったんですよね。
だけど今は、大きいフェスに出させてもらったり、
全国いろんな場所をツアーで回ったりする中で、ねぐせ。の
ライヴとは何なのかがわかってきたというか。ねぐせ。
がお客さんに求められているものも感覚的に理解できるように
なったし、やりたいことと求められるものの中間が見えるように
なってきた。だからこそ、ライヴでどんな演出を入れるのか、
どんな構成にするのかも幅広く考えられるようになってきた
ところなんですよね。本当に言ってもらった通りで、
ねぐせ。がやるべきこと、お客さんに対して歌いたいことが
徐々に明確になってきたのが今なんだと思います」
ーーー
やりたいことと求められていることの中間とは何なのか、
具体的な言葉になりますか。
具体的な言葉になりますか。
なおと
「これはどのバンドにもあることだと思うんですけど……
自分達のやりたいことを100%やるだけでは、なかなかお客さんと
交わらないことがあって。
サウンド面で言っても、結局は『寄り添うもの』を
求められているんだなって感じることが多いんです。
聴きやすくてポップなもの、温かくて優しいもの……
ねぐせ。に求められているのはそういう部分なんだろうなって
思います。逆に言うと、ただ自分達がやりたいことを詰め込んだ曲は、
聴きやすいものにはなりにくいんだなって感じることも増えてきて。
だから、やりたいことと求められていることの中間を探ることが
増えてきたんじゃないかなと。
そういう意味での新しい挑戦というか、ねぐせ。のやるべきことが
明確になってきた時期だと思います」
自分達のやりたいことを100%やるだけでは、なかなかお客さんと
交わらないことがあって。
サウンド面で言っても、結局は『寄り添うもの』を
求められているんだなって感じることが多いんです。
聴きやすくてポップなもの、温かくて優しいもの……
ねぐせ。に求められているのはそういう部分なんだろうなって
思います。逆に言うと、ただ自分達がやりたいことを詰め込んだ曲は、
聴きやすいものにはなりにくいんだなって感じることも増えてきて。
だから、やりたいことと求められていることの中間を探ることが
増えてきたんじゃないかなと。
そういう意味での新しい挑戦というか、ねぐせ。のやるべきことが
明確になってきた時期だと思います」
しょうと
「今までは目の前のことに食らいつく感じだったと思うんですよ。
だけど5周年を迎えて、目の前のことがより一層見えるように
なってきたというか。
ただ横浜アリーナに向かうだけじゃなくて、そこに向かう道中で
自分にできることはまだまだあるとわかってきた感じが
するんですよね。
今まで『自分にできることは全部やる』と思ってきたものの、
逆に言うと、やりたくないことはやらない、
やりたいことだけをやるっていうのが俺だったんですよ。
だけどバンドの5周年を走ってみて、それじゃダメだなと
思うことがあって。俺以外の3人は苦手なことにも向き合って
活動しているわけだから、俺自身も新しい挑戦をしなくちゃ、
ねぐせ。として新しいところに行けないと思ったんですよね。
正直、俺はこういうインタビューも嫌いだったんですけど」
だけど5周年を迎えて、目の前のことがより一層見えるように
なってきたというか。
ただ横浜アリーナに向かうだけじゃなくて、そこに向かう道中で
自分にできることはまだまだあるとわかってきた感じが
するんですよね。
今まで『自分にできることは全部やる』と思ってきたものの、
逆に言うと、やりたくないことはやらない、
やりたいことだけをやるっていうのが俺だったんですよ。
だけどバンドの5周年を走ってみて、それじゃダメだなと
思うことがあって。俺以外の3人は苦手なことにも向き合って
活動しているわけだから、俺自身も新しい挑戦をしなくちゃ、
ねぐせ。として新しいところに行けないと思ったんですよね。
正直、俺はこういうインタビューも嫌いだったんですけど」
ーーー
はい(笑)。
しょうと
「でも、苦手だろうが何だろうが新しいことに
踏み出していかないとダメだよなって思う(横浜アリーナ公演を
発表してからの)半年だったんですよ。
それこそ“僕 love you”をリリースすることにも、
最初は葛藤があって。
これはメンバーにも言ったことですけど、これまで曲調的に
似た楽曲はあっても、アレンジやサウンド面は
過去最高レベルで特殊じゃないですか」
踏み出していかないとダメだよなって思う(横浜アリーナ公演を
発表してからの)半年だったんですよ。
それこそ“僕 love you”をリリースすることにも、
最初は葛藤があって。
これはメンバーにも言ったことですけど、これまで曲調的に
似た楽曲はあっても、アレンジやサウンド面は
過去最高レベルで特殊じゃないですか」
ーーー
そうですね。生音以上にファンタジックな同期音がモノを言っている曲。
しょうと
「だから、この曲をライヴでどうやるのかを考えた時に
『別に俺じゃなくてもいいんじゃないか』って思っちゃって。
落ちちゃったことがあったんですよ。
ねぐせ。っぽいベーシストって何だろう?
俺が弾かなくてもできるんじゃね?っていうアレンジだから。
でも他の3人は、俺じゃなくてもできるんじゃね?を
しっかりと実践していたんですよ」
『別に俺じゃなくてもいいんじゃないか』って思っちゃって。
落ちちゃったことがあったんですよ。
ねぐせ。っぽいベーシストって何だろう?
俺が弾かなくてもできるんじゃね?っていうアレンジだから。
でも他の3人は、俺じゃなくてもできるんじゃね?を
しっかりと実践していたんですよ」
なおと
「まあ、気持ちはわかるよ。生ドラムも一切叩いてないからね」
しょうと
「生のベースも弾いてないもん」
ーーー
そうですよね。生ドラムが入らず、弦と大太鼓が曲を曲を引っ張っていく
マーチング的なアレンジになっている。
マーチング的なアレンジになっている。
なおと
「シンセベースだし、俺は大太鼓をドーンって叩いてるし……
ほんと、過去最高レベルの特殊なアレンジだと思う」
ほんと、過去最高レベルの特殊なアレンジだと思う」
しょうと
「だから俺となおとはめちゃくちゃ葛藤があったよね?」
なおと
「あったよ。“僕 love you”はライヴでも大太鼓だから。
レコーディングでは大太鼓を叩かなかったから、
MV撮影で初めて大太鼓を叩いたんですけどけど(笑)」
レコーディングでは大太鼓を叩かなかったから、
MV撮影で初めて大太鼓を叩いたんですけどけど(笑)」
しょうと
「ははははは。でも初めて大太鼓を触ったように見えなかったですよ。
めちゃくちゃサマになってた」
めちゃくちゃサマになってた」
ーーー
つまりは、追い風ガンガンで行けた時期を超えて、新しいことを
やらないと新しいところに行けないよねっていう挑戦が始まったと。
やらないと新しいところに行けないよねっていう挑戦が始まったと。
しょうと
「そうですね。音楽的な部分以外でも、たとえばSNSで
こまめに発信するようにしたりとか。
苦手だったんですけどね、SNS。
まあ、やっと最近ポジティヴに考えられるようになりました。
苦手なことをやるとか、このベースは俺じゃなくても
いいんじゃねえかって思っちゃうとか、
ネガティヴなモードが続いてたんですけど、最近ようやく
前向きになってきました。
俺じゃなくてもいいんじゃねえか?っていうことを俺がやるから
カッコよくなるんだよなって。
ねぐせ。らしさとは何なのかっていうことじゃなくて、俺がやるから
ねぐせ。になるんだっていう考えに変わってきました。
それも、新しいことに挑戦するんだっていうバンドのモードから
生まれてきた気持ちだと思います」
こまめに発信するようにしたりとか。
苦手だったんですけどね、SNS。
まあ、やっと最近ポジティヴに考えられるようになりました。
苦手なことをやるとか、このベースは俺じゃなくても
いいんじゃねえかって思っちゃうとか、
ネガティヴなモードが続いてたんですけど、最近ようやく
前向きになってきました。
俺じゃなくてもいいんじゃねえか?っていうことを俺がやるから
カッコよくなるんだよなって。
ねぐせ。らしさとは何なのかっていうことじゃなくて、俺がやるから
ねぐせ。になるんだっていう考えに変わってきました。
それも、新しいことに挑戦するんだっていうバンドのモードから
生まれてきた気持ちだと思います」
ーーー
なおやくんはどうですか。
なおや
「もちろん武道館も今回の横浜アリーナも大きな挑戦であることに
変わりないですけど、武道館の時は、世間からの向かい風が
吹いているようでいて追い風も強烈に吹いていたと思うんですよ。
その中で『この壁に穴をぶち空けるぞ』っていうふうに
考えられていた。だけど今回の横浜アリーナは、その壁が分厚くて。
自分達だけでこの壁に穴を空けるのは難しいなって
感じてしまうくらいなんですよ。
だからこそ、持てるカードを全部切ってでもよじ登ろうとしているし、
そのためにお客さんの力も借りたいし。
お客さんと一緒にこの壁を超えていきたいんですよね。
そういう気持ちが今回の“僕 love you”には表れている気がします」
変わりないですけど、武道館の時は、世間からの向かい風が
吹いているようでいて追い風も強烈に吹いていたと思うんですよ。
その中で『この壁に穴をぶち空けるぞ』っていうふうに
考えられていた。だけど今回の横浜アリーナは、その壁が分厚くて。
自分達だけでこの壁に穴を空けるのは難しいなって
感じてしまうくらいなんですよ。
だからこそ、持てるカードを全部切ってでもよじ登ろうとしているし、
そのためにお客さんの力も借りたいし。
お客さんと一緒にこの壁を超えていきたいんですよね。
そういう気持ちが今回の“僕 love you”には表れている気がします」
ーーー
武道館の時と今と、壁の質は何が違うんですか。
なおや
「武道館の時から去年くらいまでは、追い風がずっと吹いていたと
思うんですよ。その風を受けて、若手バンドとしての勢いで
走れていたところもあった。でも今はそこがフラットになって、
ねぐせ。自身と向き合って、お客さんとの関係性をより一層
強固にしていく時期に入ったんだろうなと思います。
そうやって自分達と向き合った結果、地の力は上がってきたのは
間違いなくて。だからこそ、勢いとかじゃない、純粋にねぐせ。の
地の力で勝負するというか。それが今回の横浜アリーナだと思います」
思うんですよ。その風を受けて、若手バンドとしての勢いで
走れていたところもあった。でも今はそこがフラットになって、
ねぐせ。自身と向き合って、お客さんとの関係性をより一層
強固にしていく時期に入ったんだろうなと思います。
そうやって自分達と向き合った結果、地の力は上がってきたのは
間違いなくて。だからこそ、勢いとかじゃない、純粋にねぐせ。の
地の力で勝負するというか。それが今回の横浜アリーナだと思います」
ーーー
「自分達自身とお客さんに向き合う」というお話がありましたが、
それがはっきりと表れているのが今回の“僕 love you”と、
前作の“青春バイブレーション”だと思いました。
“青春バイブレーション”の
<君にとっての/明日の意味が僕なら/僕は君の過去をアルバムに/
残し続けるから>というラインは、
“僕 love you”の
<君は僕love youを聴いてくれ/ここからは任せてくれ>
<君がルンルンで歩けるように/色んなとこ連れてくから>
という歌詞と通じていると感じたんですね。
なおかつ、これまでの歌はりょたちくん自身の過去を起点に
していることが多かったですが、目の前の人々と共に歩んでいく
決意を歌のガソリンにするようになった点が大きな変化だと思って。
ここまでの話が歌にそのまま表れていますよね。
それがはっきりと表れているのが今回の“僕 love you”と、
前作の“青春バイブレーション”だと思いました。
“青春バイブレーション”の
<君にとっての/明日の意味が僕なら/僕は君の過去をアルバムに/
残し続けるから>というラインは、
“僕 love you”の
<君は僕love youを聴いてくれ/ここからは任せてくれ>
<君がルンルンで歩けるように/色んなとこ連れてくから>
という歌詞と通じていると感じたんですね。
なおかつ、これまでの歌はりょたちくん自身の過去を起点に
していることが多かったですが、目の前の人々と共に歩んでいく
決意を歌のガソリンにするようになった点が大きな変化だと思って。
ここまでの話が歌にそのまま表れていますよね。
りょたち
「ああ、確かにそうですね。
自分の中ではあまり意識してなかったんですけど……
変えようとしたというより、自然にそうなったのかな。
“青春バイブレーション”と“僕 love you”のモチーフ自体は
全然別で、だけど共通する想いが入っているんだとすれば、
やっぱりこれからのお客さんとの歩み方を考えていたんだと思います。
それこそ『愛問愛答』ですけど、もらってきた愛の返し方として、
今度は俺らがお客さんを引っ張っていく番だよなっていう気持ちが
あったんだと思います。その歌詞は自分でも好きですね」
自分の中ではあまり意識してなかったんですけど……
変えようとしたというより、自然にそうなったのかな。
“青春バイブレーション”と“僕 love you”のモチーフ自体は
全然別で、だけど共通する想いが入っているんだとすれば、
やっぱりこれからのお客さんとの歩み方を考えていたんだと思います。
それこそ『愛問愛答』ですけど、もらってきた愛の返し方として、
今度は俺らがお客さんを引っ張っていく番だよなっていう気持ちが
あったんだと思います。その歌詞は自分でも好きですね」
ーーー
“僕 love you”には<ちょうどいい武器探すまでに/
少し時間かけちゃったね>とか、
<待たせちゃってごめんね/これからはふたりだから>
といった言葉があります。
この歌詞を逆に解釈すると、今こそ確信的なものを見つけられた
感覚があるんですか。
少し時間かけちゃったね>とか、
<待たせちゃってごめんね/これからはふたりだから>
といった言葉があります。
この歌詞を逆に解釈すると、今こそ確信的なものを見つけられた
感覚があるんですか。
りょたち
「本当にそうで。今までねぐせ。を好きでいてくれる人に、
この先もっといい景色を見せてあげられる自信がついたというか。
その自信が確定した感じがあります。
ねぐせ。を好きでいてくれる人が、さらに『いいな!』って思って
くれる曲を書ける自信がありますね」
この先もっといい景色を見せてあげられる自信がついたというか。
その自信が確定した感じがあります。
ねぐせ。を好きでいてくれる人が、さらに『いいな!』って思って
くれる曲を書ける自信がありますね」
ーーー
その自信はどれくらいの時期から感じていたものなんですか。
りょたち
「最近のことだと思います。いろんなジャンルの曲を書いてきたけど、
『どんな曲でも、りょたちが歌うことでねぐせ。になる』と
言ってもらえたことが自信になったし、その経験を重ねてきたことに
よって、自分でも『どんな曲を書いたとしてもねぐせ。になるんだ』
と思えるようになって。
だからこそさらに新しい挑戦をして幅広く曲を書けるようになったし、
どんな曲を書いたとしても、結局はみんなの好きなねぐせ。に戻って
いくんだと思うし。それこそ今回の“僕 love you”も新しい挑戦が
詰まっている曲ですけど、これが嫌いな人はいないと思うんですよ。
そういう変化があったから、『この先も安心してついてきて欲しい』
という歌を歌えるようになったんだと思います。
それこそアレンジに関しても、どんな曲を書いても
ねぐせ。になるんだっていう自信があったから振り切れたんですよね」
『どんな曲でも、りょたちが歌うことでねぐせ。になる』と
言ってもらえたことが自信になったし、その経験を重ねてきたことに
よって、自分でも『どんな曲を書いたとしてもねぐせ。になるんだ』
と思えるようになって。
だからこそさらに新しい挑戦をして幅広く曲を書けるようになったし、
どんな曲を書いたとしても、結局はみんなの好きなねぐせ。に戻って
いくんだと思うし。それこそ今回の“僕 love you”も新しい挑戦が
詰まっている曲ですけど、これが嫌いな人はいないと思うんですよ。
そういう変化があったから、『この先も安心してついてきて欲しい』
という歌を歌えるようになったんだと思います。
それこそアレンジに関しても、どんな曲を書いても
ねぐせ。になるんだっていう自信があったから振り切れたんですよね」
ーーー
りょたちくんは、ロックバンドへの憧憬が強烈な人ですよね。
だけどある時期から、ロックバンド然とした曲をやること以上に、
ねぐせ。として自由であることを第一に考えたソングライティングに
変化してきたと思うんです。その辺りはどう自覚されているんですか。
だけどある時期から、ロックバンド然とした曲をやること以上に、
ねぐせ。として自由であることを第一に考えたソングライティングに
変化してきたと思うんです。その辺りはどう自覚されているんですか。
りょたち
「僕はロックバンドが好きですし、ロックバンドをやりたいと
思ってます。だけどそれはジャンルの話じゃなくて、
マインドの部分だから。好きなロックバンドに寄せることは
むしろロックではないし、今は『こうしないとロックバンド
じゃない』みたいな気持ちがまっさらになってる状態です。
ロックバンドらしくないとダメだ、みたいな気持ちはある時から
パッと消えましたね。
ただの真似をしても意味がないなって思います」
思ってます。だけどそれはジャンルの話じゃなくて、
マインドの部分だから。好きなロックバンドに寄せることは
むしろロックではないし、今は『こうしないとロックバンド
じゃない』みたいな気持ちがまっさらになってる状態です。
ロックバンドらしくないとダメだ、みたいな気持ちはある時から
パッと消えましたね。
ただの真似をしても意味がないなって思います」
ーーー
今回はアレンジャーにNIGHT OWL(SEKAI NO OWARIや
Official髭男dismを手掛けるプロデューサー保本真吾氏の
新しいプロジェクト)を迎えていますが、
“僕 love you”ができた時点から、りょたちくんの頭の中で弦や大太鼓が
鳴っていたんですか。
Official髭男dismを手掛けるプロデューサー保本真吾氏の
新しいプロジェクト)を迎えていますが、
“僕 love you”ができた時点から、りょたちくんの頭の中で弦や大太鼓が
鳴っていたんですか。
りょたち
「そうですね。で、そのイメージを抑える必要がなくなってきたんだと
思います。だからそのイメージを具現化してくれるであろう
保本さんと一緒にやりたいと思いました」
思います。だからそのイメージを具現化してくれるであろう
保本さんと一緒にやりたいと思いました」
ーーー
ねぐせ。は曲によってサウンドも様々な変化をしてきたわけですが、
なおやくんは、音におけるねぐせ。らしさはどんなところにあると
思っているんですか。
なおやくんは、音におけるねぐせ。らしさはどんなところにあると
思っているんですか。
なおや
「そうだなあ……どういう音がねぐせ。らしいのかっていうより、
僕らが形にすれば全部ねぐせ。になるんだっていう感じかもしれない。
“恋と怪獣”でも“織姫とBABY”でも、今回の“僕 love you”でも
感じたことですけど、ねぐせ。をねぐせ。たらしめるものとは何だと
考えたら、結局は自分達の気持ち次第なんですよね。
僕ら4人が自信を持って作り上げたものだと思えていれば、
お客さんにも伝わるはずだから」
僕らが形にすれば全部ねぐせ。になるんだっていう感じかもしれない。
“恋と怪獣”でも“織姫とBABY”でも、今回の“僕 love you”でも
感じたことですけど、ねぐせ。をねぐせ。たらしめるものとは何だと
考えたら、結局は自分達の気持ち次第なんですよね。
僕ら4人が自信を持って作り上げたものだと思えていれば、
お客さんにも伝わるはずだから」
ーーー
4人で始めたバンドだから最初は4人で鳴らしていただけで、
曲によっては生音やバンドサウンドにこだわらなくてもいいと思って
いたのか。あるいは、4人以外の音を主軸にしたらダメでしょっていう
気持ちでいたのか。どんな感じだったんですか。
曲によっては生音やバンドサウンドにこだわらなくてもいいと思って
いたのか。あるいは、4人以外の音を主軸にしたらダメでしょっていう
気持ちでいたのか。どんな感じだったんですか。
なおと
「正直、レコーディングで叩いていなかったり弾いていなかったりしたら
それはバンドじゃないじゃんっていう考えが強かったです。
でも4人で作り上げたものであれば、ねぐせ。であることに
間違いないから。ふとどこかのタイミングで思うようになったこと
ですけど、俺はもう『ねぐせ。のドラマーです』という肩書きも
要らないんじゃないかなっていう気がしていて。
4人で作り上げているねぐせ。なのであれば、一人ひとりの名前以外に
肩書きは要らない。そういうマインドに変わってきた気がします。
そういう気持ちに変わってきた頃にちょうど“僕 love you”ができて、
アレンジャーの保本さんが『大太鼓を叩こう』と提案してくれて。
りょたちも『それがいい』と言って……当然曲は最高なんですけど、
まさかの大太鼓!?っていう戸惑いは普通にあって(笑)。
だけど実際にやってみたら、新しいワクワクがあったんですよね。
『ねぐせ。のドラマー』である以上に、俺ら4人のやることがねぐせ。
になっていく。
“僕 love you”はそういう発想の転換を求められた曲ですし、
その変化こそがねぐせ。の新しい可能性になるんだと思います」
それはバンドじゃないじゃんっていう考えが強かったです。
でも4人で作り上げたものであれば、ねぐせ。であることに
間違いないから。ふとどこかのタイミングで思うようになったこと
ですけど、俺はもう『ねぐせ。のドラマーです』という肩書きも
要らないんじゃないかなっていう気がしていて。
4人で作り上げているねぐせ。なのであれば、一人ひとりの名前以外に
肩書きは要らない。そういうマインドに変わってきた気がします。
そういう気持ちに変わってきた頃にちょうど“僕 love you”ができて、
アレンジャーの保本さんが『大太鼓を叩こう』と提案してくれて。
りょたちも『それがいい』と言って……当然曲は最高なんですけど、
まさかの大太鼓!?っていう戸惑いは普通にあって(笑)。
だけど実際にやってみたら、新しいワクワクがあったんですよね。
『ねぐせ。のドラマー』である以上に、俺ら4人のやることがねぐせ。
になっていく。
“僕 love you”はそういう発想の転換を求められた曲ですし、
その変化こそがねぐせ。の新しい可能性になるんだと思います」
ーーー
音楽的な面でもリリックの面でも、“僕 love you”はこれからのねぐせ。
がどう歩んで行きたいのかをわかりやすく提示する曲だと思うんです。
聴いてくれる人の「青春の思い出」で終わるのではなく、
一緒に歳を重ねていきたいという気持ちが表れた歌。
そして、より一層自由になっていく音楽。その両方から、ねぐせ。に
とっての青春を超えていく感覚を覚えたんです。
こう言われて、どう思いますか。
がどう歩んで行きたいのかをわかりやすく提示する曲だと思うんです。
聴いてくれる人の「青春の思い出」で終わるのではなく、
一緒に歳を重ねていきたいという気持ちが表れた歌。
そして、より一層自由になっていく音楽。その両方から、ねぐせ。に
とっての青春を超えていく感覚を覚えたんです。
こう言われて、どう思いますか。
しょうと
「俺らの場合は、一生一緒に青春しようぜ!っていうマインドかも
しれないね。
青春を思い出の1ページで終わらせず、人生通して
青春していこうぜっていう感じ」
しれないね。
青春を思い出の1ページで終わらせず、人生通して
青春していこうぜっていう感じ」
りょたち
「俺が思うのは……ねぐせ。を青春だけで終わらせたくないというより
ねぐせ。が青春ならば、それを守り続けたいっていうことです。
<君にとっての/明日の意味が僕なら/僕は君の過去をアルバムに
/残し続けるから>という歌詞はまさにそうですけど、
ねぐせ。を聴いてくれる人にとっての生きる意味になれているのなら
俺はそれを守りたいんです。
なんというか……いろんな人間がねぐせ。に向かって集合して、
ねぐせ。っていうひとつの人格になるイメージ。
様々な人格を受け入れられる場所って、凄く安心感が
あるじゃないですか。その安心感をもって抱き締めてくれるような、
そういう存在でい続けたいっていう気持ちが
“青春バイブレーション”や“僕 love you”に表れているんだと
思います。大人になっていくけれど、
ねぐせ。が青春なんだったら、その青春を守りたいです」
ねぐせ。が青春ならば、それを守り続けたいっていうことです。
<君にとっての/明日の意味が僕なら/僕は君の過去をアルバムに
/残し続けるから>という歌詞はまさにそうですけど、
ねぐせ。を聴いてくれる人にとっての生きる意味になれているのなら
俺はそれを守りたいんです。
なんというか……いろんな人間がねぐせ。に向かって集合して、
ねぐせ。っていうひとつの人格になるイメージ。
様々な人格を受け入れられる場所って、凄く安心感が
あるじゃないですか。その安心感をもって抱き締めてくれるような、
そういう存在でい続けたいっていう気持ちが
“青春バイブレーション”や“僕 love you”に表れているんだと
思います。大人になっていくけれど、
ねぐせ。が青春なんだったら、その青春を守りたいです」
ーーー
伝わりました。
横浜アリーナ公演を終え、結成5周年を走り切った今、
この先にはどんな展望がありますか。
横浜アリーナ公演を終え、結成5周年を走り切った今、
この先にはどんな展望がありますか。
なおや
「まだ行けていない県、まだ行けていない場所がたくさんあるので。
まだやれていないことを丁寧に埋めていきたい気持ちがありますね」
まだやれていないことを丁寧に埋めていきたい気持ちがありますね」
なおと
「そうだね。多くの場合、いろんな場所でライヴを重ねてから
大きな会場でライヴをやるようになると思うんです。
でも俺らは、その段階を飛ばしてきたところがあって。
行けなかった場所が多いし、小さなライヴハウスで経験すべきことも
たくさんあるんですよね。なので、過去の自分達がやれなかったこと、
あの頃の自分達に余裕があればできたはずのことをやっていきたいです。
それと同時に、もっともっと大きな場所でもライヴしたいし。
その両方ができるバンドになりたい」
大きな会場でライヴをやるようになると思うんです。
でも俺らは、その段階を飛ばしてきたところがあって。
行けなかった場所が多いし、小さなライヴハウスで経験すべきことも
たくさんあるんですよね。なので、過去の自分達がやれなかったこと、
あの頃の自分達に余裕があればできたはずのことをやっていきたいです。
それと同時に、もっともっと大きな場所でもライヴしたいし。
その両方ができるバンドになりたい」
しょうと
「俺は、この4人でバンドをやれていれば何でもいいかな。
何でもいいっていう言い方はよくないかもしれないけど、
全然聴かれなくなってもう1回RAD 7EVENから始めることに
なっても、この4人だったらいいなって思いますね。
この4人で続けることに意味がある。
この4人で青春を続けたいです。
だって、俺の人生を変えてくれたのがこの3人だから。
こいつらが辞めると言っても、今度は俺が引っ張りますよ」
何でもいいっていう言い方はよくないかもしれないけど、
全然聴かれなくなってもう1回RAD 7EVENから始めることに
なっても、この4人だったらいいなって思いますね。
この4人で続けることに意味がある。
この4人で青春を続けたいです。
だって、俺の人生を変えてくれたのがこの3人だから。
こいつらが辞めると言っても、今度は俺が引っ張りますよ」
りょたち
「俺も3人が話したことに完全同意ですけど、
とにかく、やってみたいことに対して柔軟でいたいですね。
それが僕のやれていなかったところなので、どんどん柔軟に
変化していきたいと思ってます。
お客さんからの需要にも柔軟でいたいし、それが長く続けて
いくための秘訣だと思うので。
急ぎ過ぎず、4人で丁寧に足並みを揃えてやっていきたいです」
とにかく、やってみたいことに対して柔軟でいたいですね。
それが僕のやれていなかったところなので、どんどん柔軟に
変化していきたいと思ってます。
お客さんからの需要にも柔軟でいたいし、それが長く続けて
いくための秘訣だと思うので。
急ぎ過ぎず、4人で丁寧に足並みを揃えてやっていきたいです」
ーーー
ありがとうございます。
最後に余計なことを申し上げますが、ねぐせ。のリスナーに宛てた
ラヴレターのような“僕 love you”を聴いたからこそ、
“死なない為の音楽よ”とか“ベイベイベイビー!”みたいに、
りょたちくんの人生観を真っ直ぐぶつける曲もまた聴けたら嬉しいなと
思っていて。人と共に歩むりょたちくん自身がどんな人間なのか、
それを今のモードで歌ったらどうなるのかに興味があります。
最後に余計なことを申し上げますが、ねぐせ。のリスナーに宛てた
ラヴレターのような“僕 love you”を聴いたからこそ、
“死なない為の音楽よ”とか“ベイベイベイビー!”みたいに、
りょたちくんの人生観を真っ直ぐぶつける曲もまた聴けたら嬉しいなと
思っていて。人と共に歩むりょたちくん自身がどんな人間なのか、
それを今のモードで歌ったらどうなるのかに興味があります。
なおと
「それは俺も思う。聴きたい」
りょたち
「出る時は出ると思います(笑)。
でも、最近またそういう曲を書けそうな感じがしていて。
自分の中でいろんなことが変わってきているので……
変わってきたのか戻ってきたのかわからないけど、
俺は今生きてるなって感じられてるんですよ。
地に足がついているというか。
だから、その実感を曲にできるかもしれないな
っていう予感があります」
でも、最近またそういう曲を書けそうな感じがしていて。
自分の中でいろんなことが変わってきているので……
変わってきたのか戻ってきたのかわからないけど、
俺は今生きてるなって感じられてるんですよ。
地に足がついているというか。
だから、その実感を曲にできるかもしれないな
っていう予感があります」
文:矢島大地
写真:「僕 love you (demo)」REC風景、「僕 love you」MVより
写真:「僕 love you (demo)」REC風景、「僕 love you」MVより

